2005年3月
3月1日

カスピ海ヨーグルトの種をもらった。それにしても流行りだしたと聞いたのはいつの頃だったか。とうとう回ってきたかという感もある。さて、殺さぬようにしなくてはなるまいな。とりあえず容器を食器洗い機で高温洗浄しておく。明日にでも仕込んでみるとするか。
というところで、ふらっとコンビニで買ってしまったコミック。「感動」と称する物がいかなる物かと見たけれども、あまりにも無理矢理な設定にオイオイと言いだしそう。「あぁ、こいつ死ぬだろう」と思えるキャラクタばかりなのだけども余りにも図星で、次々に殺してしまう。これじゃプラモデルで有名な某GなアニメのT氏並じゃないか。さしもの大映ドラマでもここまでわざとらしくはないだろう。
この位しつこくやらないと駄目と言うくらい心がささくれている人が多いということなのかなぁ。

3月2日

牛乳を買ってきた。そういえば、独身時代は良く買ったな。容器に貰った種を入れて牛乳で少し割って、大きい計量スプーンのようなものでかき混ぜて溶かす。まるで理科実験モード。適当に溶けたところで残りの牛乳を入れていくのだけど、スプーンを伝って落ちるようにしてしまうのは、やっぱり理科実験の癖か。夜になって室温もずいぶん下がるので、ゲル状のものが入った、レンジで暖めて使う湯たんぽを暖めて軽く容器に触れさせておく。これで果たしてうまく発酵するのか否か。
そんなこんなで、お願いしていたCypress関係の資料が届いた。そうか、そういうことになったか。PSoCの新ファミリも登場しそうな感じだけど、PSoCブロック数が縮小されてしまったのがちょっと残念。I2CなりSPIでつないでしまえば良いようなものだけどな。

3月3日

朝起きてみたらもう固まっている。早い。噂ではもう少しドロッとした感じだと思っていたのだが、市販ヨーグルト並みに固そうだ。本当にこんなので良いのかと思ったけどもとりあえず冷蔵庫へ。
インターリーブをかけるために適当なふた付きガラス容器を買ってきてこちらに大さじ3杯位移して再び牛乳割りしておいて、残りを食してみた。ふむ。ちゃんとしたヨーグルトである。しかし、こんなペースでできあがると、カビが生える心配は少ないとしても、家をあけにくいではないか。毎日500ccのヨーグルトと格闘というのもどんなものだろう。とりあえず飽きるまで続けてみるか。

3月4日

回路設計していて、FPGAブロックへ。あぁ、CPLDの時にピン配置を先に決めたら配線できないとかいうときがあったよなぁと、いうことでとりあえず仮の中身を作ることにした。
近頃はVHDLよりもVerilogの方が元気なようなので、実に久々のVerilogである。完全に忘れているといっても良い位なので、足元に転がっていた本を頼りにリハビリ記述状態だったけども、しばらくしたら思い出す。そういえば、今回は組み合わせ論理ばっかりだからassign文の嵐になるだけか。それならピン配置なんてどうでも良さそうだよなぁと改めて思いながらも書いて自動配置配線。入出力を隣同士にしたいわけか、そりゃそうだろうな。入力からパスを追いかけていけばすぐ出力にたどり着くのだしな。
というところで、だいたい配置したいゾーンのようなものが見えてきたので参考にしながらピン配置を固定。良く良くレポートを見たら、92本のI/Oピンのうち91本を使ってしまっている。あと2本多かったら入らなかったわけで冷や汗もの。
とりあえずピン固定後もちゃんと配線は回るし、ディレイの最大値も自動でやらせたときと同じ。これなら問題無いだろう。

夜になってかなり巨大なゲート規模の設計の話。できるのか?
3月5日

ピン配置が決まったので回路図を一気に書き進める。とにかく信号の数が多い。少々息切れしながら何とか8割方完成か。しかし、残り2割と、その後の始末がたいへんなんだよなぁ。

3月6日

別件の動作テスト。先週末に作っておいたプログラムを動かしてみる。テスト用のバラックPCにつないでケーブル接続。一応存在は認識したようだけども、まともに動いていないような感じがする。とりあえずUSBアナライザで見てやるかと、接続してパケットをチェック。何となくうまく動いているではないかと思って気が付いた。このHDDにドライバをインストールしてないじゃないか。
別PCから引っ張ってきてインストールして再接続してみたら今度はまともに認識。
まともに動き出したようだ。やれやれ。


3月7日

花粉症来たか。朝起きたらくしゃみ鼻水といつもの症状。でも例年ほどひどくはなさそうだけども。去年の残り物の薬を分量減らして服用しておく。まぁ良し。

3月8日

ちょっと怪しい会合。これから先の話しだけども、またまた大転換があるかもしれないなぁ。何でも良いのだよな、面白ければ。
さて、この会合の前にちょっと時間があっったので、駅ビルのデパートでちょっとパンツ(ズボン)を見ていた。カラージーンズでもいいかなぁなどと眺めていたら寄ってきた店員の女の子。型どおりの接客なのだけども、ピンク色を指して「これなんか可愛いですよね」って・・可愛いって一体。この年頃だと褒め言葉はまんべんなく「カワイイ」なのだろうかな。
ひとまわりしてファーストフード店でネットリストのチェック。いやぁ、急いで引いただけに恥ずかしいミス多発。何となく作業の切れ目のところで、ちょっと考え方が変わって手を入れたつもりがこっちは直してあっちを忘れたとかいうパターン。やたらめったらとネットの多い回路になってきているからなぁという言い訳は物が出来た後では通用しない。”要・注意”と中黒入れて気をつけよう。

3月9日

回路チェック。まずネットリストで行き先無しになってしまっているようなものが無いかをawkスクリプトでチェック。何本かシンボルミスで宙ぶらりんになっているのを発見する。
続いてネットリストと突き合わせながら回路図を追っていく。回路図とネットリストが一致しているのは当たり前なのだけども、こうやって追っていくと変だなというところが見つかったり、つまらない名前のミスでつないだつもりがつながっていなかったりというのが出てくるので、結局CADな時代になってもこのチェックははずせない。たとえばVcc2と書いていたのについうっかりVcc_2としてしまったところがあると、これは当然別の線信号扱い。VBといっしょで、変数(信号名)は宣言しなくても使えるからな。
結構細かいミスが出ていたのをつぶしたあと部品表を見て回路定数の整理。何でもチップ部品な世界で数千個単位の購入があたりまえになってきているから、なるべく部品の種類は減らしたい。
さて、明日部品リストを整理するか。

3月10日

部品表の整理も終わってメール納品してちょっと出かける。道中ちょっと寄った先でちょっと春っぽい色なパンツ(ズボン)一本購入。股下84cmというので穿いてみたらほぼちょうど良い感じ。欲を言えばあと1cm位あげたいところだけど、1cmじゃ裾あげするには解いて縫い直し位しか手がないだろうしな。

3月11日

昨日が東京大空襲の日ということだけども、実は1945年までは陸軍記念日。1905年に日露戦争で奉天を陥落させた日ということで、実はちょうど100周年である。靖国に参拝するならこの時期も良いのではないのか?とちょっと嫌みを言ってみたくもなろうというもの。
さて、大空襲ということで焼け野原になった図を出して「戦争の悲惨さを語り継ぐ」ということだけども、ちょっと違和感を覚えなくもない。これが戦場で兵士が戦った場面でなら「戦争の悲惨さ」となるのだけども、かの空襲は明らかに非戦闘員たる一般民間人をターゲットとした大量無差別虐殺であって(これは原爆も一緒)、「戦争」ではないだろう。「米軍(連合国軍とも言うか?)の残虐さを語り継ぐ」「米軍による無差別大量虐殺の悲惨さを語り継ぐ」という事にするべきだろう。

3月12日

花粉到来なのか、天気が悪くても良くても症状が出る。とりあえず薬でしのごう。100錠2500円なりがなかなか良く効いてくれる。
さて、そんなこんなで先日某所で打ち合わせた怪しい計画。そろそろ私自身もそういう「お年頃の落としどころ」ということかとぼんやり考えていた。ちょうどキリの良い2006年からということになりそうだけども、まだまだそれまでは先が長い。ゆっくりやっていこう。

3月13日

というところで、一枚絡んだトラ技の78Kシリーズ広告が掲載されている。何となく気恥ずかしいものもあるが、それなりに好評の様子。
PSoCのようにトンがったところがあるデバイスではなく、優等生的な普通のマイコンとしては、Appliletやらシミュレータなどを含めてそれなりに扱いやすくて面白いのではないかと思うのだが。

3月14日 鼻炎薬が効くのは良いが、飲むと眠気が来る。飲まないと鼻水で悩まされるという具合でちょっと悩み中。やっぱり空気清浄機が必要かなぁ。
3月15日 何となく車のディーラーを数軒回った。外観は同じようでも各社各様なところが面白いところ。やっぱりHONDAは楽しく車を作ってる感じがあるな。外から抱くイメージと中から見た印象は別物というのは良くある話しだけれども。

3月16日 引き続き原稿書き。それにしても図と表が多い。大丈夫かな。収まりきれない予感。

3月17日 花粉症が段々きつくなってきているような感じがする。とりあえず薬は効いているけども、なんだか猛然と眠気とだるさが襲ってくる。とにかく能率ダウンが著しい。仕方がないので、カフェイン錠剤を買ってきて抗ヒスタミン剤と併用。やりすぎるとろくでもないことになりそうなので、市販の鼻炎薬の成分表を参考にしながら加減。

3月18日 駅ビル店で何となく服を見た。割と細めで面白そうなシャツがあった。いつも買っているような価格からするとちょいと高めではあるけれども、もっともらしいブランド品よりは遙かに格安ということで、衝動買いに近い状態で入手。
さて、代わりにどの服を捨てるかな。
3月19日 Handel-Cをすこし弄る。50ビット位の除算を含む演算処理をちょっと書いてみたらStratixにフィッティングできることが分かる。32ビット位なら複数放り込むのも難しくないな。それにしてもこの桁数の除算を1クロックで行わせても2MHzやそこらで動けるというレポートは興味深い。
浮動小数点だとちょっと面倒そうだけども、IEEEあたりにきっちり準拠させるつもりがないなら、単に指数部を作って加減算の桁合わせのためのシフタと、乗除算の時の指数部の演算と最後の正規化を入れる程度でもそれなりの結果は出せるのだな。浮動小数点風味演算にも対応させてみるかな。

3月20日 耐えかねて空気清浄機を買う。1万円以下の安い物だが、果たして効果はあるのか否か。本体が8千円程度で交換用のフィルタが4千円とはこれいかに。でも、要するにこれってフィルタ付き扇風機だよな。
しばらく動かしたままにした部屋に入ってみると、マイナスイオン発生なるものの影響か、スーッとくるような妙な涼しさがある。肝心の花粉症の方はというと、何となく楽になっている感もあるけど、まだはっきりとは分からない。外から服やら髪の毛に着いてしまって持ち込んだ分はどうしようもないだろうし、そもそも部屋のあちこちに既に落下している分もあるはずなので、しばらく様子見というところだろうか。部屋を出る前にハタキでもかけて強運転にしておくというのがひょっとしたら良いかもしれない。

3月21日
SystemCrafterというところが、SystemCからXilinxのFPGA用のVHDLソースコードを吐き出すコンパイラを作っていることを知る。風の便りにきいたところによると、Celoxicaからスピンアウトした連中が作ったらしい。この手の合成ツールはそれなりのところから、相当なレベルの高級車が買えるような価格で出していたりするわけだけれども、こいつはなんと$995。10万円位で買えてしまうという。30日限定版が無償ダウンロードできるらしいのでとりあえず落としてみた。恐らくはNICを使ったノードロックだろうか、どこにインストールするか考え中。使えそうな物なら、10万円程度出しても元が取れることは間違いない。

3月22日 PSoC関連でちょっと代理店の方にコンタクト。懸案のCY8C29466をどうしようかというところ。不良在庫を山ほど抱えることになるのも嫌だなと思うのだが、やはり上位品種でもあるし、MiniProg1/PSoCEval1にも添付されているものでもあるし、頒布対象に入れるしかないだろうな。

3月23日 先日買った点鼻薬がイマイチ効かないので、CMで見て気になっていたAGノーズとやらを買ってみた。これが期待以上に効いてくれる。単なる抗ヒスタミン剤だけではないらしい。値段は1400円位とちょっと高いが、これは当たりだな。

3月24日 だいぶ前から話題のコエンザイムQ10。あのITO-ENから保健機能食品扱いのドリンク剤が出ていてつい買ってみた。特定保健用食品ではなく、ビタミンEを栄養素として入れて保険機能食品としたという、良く分からない商品ではある。当たり前だけども飲んだからどうということもないが、さして薬臭いと言う物でもなくまぁ、清涼飲料水だな、これは。

3月25日 PSoC本連動企画的なミニディベロップメントキットの内容改訂の話しがあったのだが、やっと更新されたようだ。当初CY3210そのものだったのだけど、それじゃ27443ベースの本と合わないとか、Cコンパイラが無いと困るだろうとか、いろいろ無理を言ってしまったのだが、米国Cypressの副社長クラス(Mさんだったか・・一度お会いして名刺もらっていたな)のオッケーが出たらしい。それにしても、定価$35のキットに28443とコンパイラをオマケで$10というのはさすが太っ腹Cypressというところか。

3月26日 少しやりかけで放置していたものを再開。当時と今ではずいぶん考え方が変わってしまったな。仕様書を見ながら、こんな複雑にすることはない、ハードは単純に、単純に・・というところ。
ところで、フラッシュメモリってDIPパッケージ品はほとんど無いのだな。シリアルプログラミングできるものでもなし、DIPがあっても、ライターを作るのもI/OがUSBしかないというのも珍しくないご時世ではなかなか面倒であるし、さてどうしたものかと考えているうちに、時代は25年以上遡ってしまった。そうだな、やっぱりあの手しかないか。

3月27日 そろそろ29シリーズも手を出した方が良いかということで、手配していたCY8C29466-24PXIが到着。さて、写真も用意するとするか。

3月28日 一件片づくとどうも気が抜けてしまうのはいつものことか。どうもペースダウン。ダラダラと過ごす。
3月29日 100円の首もみグッズを買ってみる。しかし、この手のグッズって一生懸命使うと肩が凝るような気がするのだけど。
3月30日 薬を飲んだら効きすぎたのかものすごい眠気と脱力感。昼食後なんだか胃がむかつくしで、最低状態。なんとか15:00頃になって復帰して、ボチボチと仕様の検討と各ブロック毎の回路検討。たぶん動くだろう。リセット期間中の挙動がマニュアルに書いてないなと思ったのだが、考えたら手元にデバイスがあるのだから、電源だけ与えてチェックすれば良いのだろうか。それもなかなか面倒といえば面倒だな。
ところで、バーレーンの国旗を見ていると「誠」の文字を入れたくなるな。

3月31日 製作記事向けで回路図検討。クロックやらちょっとした制御信号を与えて挙動を確かめようと思い立つ。当初オシレータとPLDという組み合わせも考えたのだけども、ふと目を向けた先にあったのがPSoC。そういえば、以前ABELからPLDにするときのチェックでも使ったっけな。今回も精度も速度も要らないしと、カウンタを配置して、適当にCPUでポート叩きを加えてできあがり。電源だけ供給すれば動くというのは確かに便利。