PSoC チュートリアル
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トランジスタ技術誌連載で興味を持って入手したものの使い方がさっぱり分からないという声もちらほらと耳にする。確かに形は同じDIPとはいえ、PICやらAVRの感覚でいじろうとするとあまりにも世界が違うパラレルワールドなので、いきなりPSoC
Designerを立ち上げても面食らうかもしれない。 一応サイプレスサイトには使い方説明(テレ・トレーニングと称している)があるし、CD-ROMにも収録されているのだけど、全部英文なので、ここではサイトの「Module1」と同じようなプロジェクトを日本語ベースでやってみることにした。 使うデバイスはCY8C29466-24PXI。秋月さんでも500円くらいで売っているし、各種のキットには必ずといって良いほど付いてくるので、たぶんメジャーどころのはず。ちなみに、デジタルブロックの数が半分になるなど、少し廉価なのがCY8C27443.こちらも入手は容易。このチュートリアルはもともとCY8C27443用だったので、27443しか持っていなくても同じようにやればOKである。 ここで使った開発ツール(PSoC Designer)はCypressのサイトかららダウンロードできる。 使ったのはPSoC Designer4.4とPSoC Programmer 2.32.0.3だけども、多少バージョンが変わってもだいたい同じはず。 作ったプロジェクトのファイル一式(pwmled.zip):約230kバイト <PSoCツールインストール時の注意> PSoCプログラマ(書き込み器)をUSBポートに接続する前にPSoC Programmer(ソフト)をインストールしておく。これで、USBポートに接続したときに自動的にドライバが組み込まれるはず・・なのだけども、良くある話でしくじることもあるようだ。INFファイルはWindows\infの下のOEMなんちゃら.infという名称になっているはずなので、ファイル検索などで"PSoC"だの"Cypress”が含まれているファイルを見つけると良い。ドライバ本体はWindows\system32\driversの下のPSoCUSB.sys。 <昔話ではあるけれど> 昔ははezusb.sys、INFファイルはezusbw2k.infだったのだけど、このNFの中を見ると後ろの方に”PSoC Invention Board”とか書かれているけど、なぜかGUIDを入れ忘れたらしく、これが原因でインストールがうまくいかなかったりするということがあった。このファイルの"Class=USB"の下に"ClassGUID={36FC9E60-C465-11CF-8056-444553540000}"を追記してやってドライバを要求されたときにこのINFを指定してやれば良いらしい。 (doggieさん、情報ありがとうございました。) |
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