2024.11.05 07:00
危険運転なのか過失運転なのか
・一般道を午後11時に時速194kmで事故を起こしたのが危険運転致死罪なのか過失運転致死罪にあたるのかどうかという。「買ったばかりの外車で何キロ出るか試したかった」ということだから、日本語的には「過失」ではないだろうな。
・「事故を起こすまで正常に運転できていた」という主張だけど、果たしてそうなのだろうか。それこそ「直線番長」というとおりで、車自体の性能がそれなりならまっすぐ進むだけなら猿でもできる。直線道路に沿って走るだけならゲームと一緒で子供でもできる。「正常な運転」というのは、通常道路上で起こり得ると想定される危険な事象が起きた時に正常かつ十分な回避動作が行えるかどうかであって、直線道路に沿って走ることが出来たかどうかではないだろう。
・194km/hということは秒速54m程度。反応時間が0.75秒程度として、空想距離は40m。あとは「右折車がいると認知できる距離」だけど、多くの人を集めて同じ時間、同じ場所の映像を使ったシミュレータなどで実験したらわかるのではないかな。距離が足りなければ、「そもそも人間が一般道で正常な運転ができる速度ではない」と言えるのではないかな。
・とりあえず、ドライブレコーダを見たら右折車がいると認知できてから回避動作に入った時の距離もわかるだろうな。